日常 食べ放題の魅力 夢。まさに夢の世界。席に案内されてすぐに席を立つあの瞬間の高揚感。好きなものを好きなだけ食べていいよ、というルール。私にとっての夢のすべてが詰まっていると言っても過言ではない。寧ろ足りない。それくらい私は食べ放題が大好きだ。ただ、あれは奥が深く、難しい。順序、ペース、時間配分、選択、炭水化物の量…。正直これまで「今回は完璧だった!」と胸を張って言える回はなかったように思える。おかず系を思う存分食べると、デザートに行くときにケーキ系に気持ちが乗らず、ゼリー系の軽いものばかりになってしまったり。炭水化物系のおいしそうなものが多いとつい食べ過ぎてしまい、早めに限界を迎えてしまったり。失敗を重ねている上に、食べ過ぎた後には必ず「食べ放題はもういいや…」と思うが、結局行きたいと思ってしまう。それはきっと、失敗の記憶よりもずっと、魅力のほうが大きいからだ。これからも都度経験を重ねながら、いつの日にか満足のいく食べ放題戦略を見つけられるよう、日々精進していきたい。